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電車とかコスプレとか同人とかいろいろ。
Posted by - 2024.11.29,Fri
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Posted by 雨宮 雛子 - 2014.07.16,Wed

うったか超短文です。
うったん誕生日おめでとう。
相変わらず雨宮クオリティなのでくっそ甘。










 
「宇都宮誕生日だろ。これやるよ!」

 差し出されたものはアイスだった。確かに梅雨も明けていないというのに今日は暑い。

とはいえだ。高いカップアイスクリームならまだしも、ぱきりと真ん中で二つにわけられるタイプの安物。コストパフォーマンス100円以下。正直言っていい歳した大人がくれる誕生日プレゼントではない。



宇都宮は呆れつつも自分と同じ制服を着た同僚の姿を見上げた。



「誕生日プレゼントより僕が貸してるお金返してほしいんだけど」



 勿論そんな金が高崎に無いことは分かっている。高崎を困らせる為にわざとだ。案の定高崎はくっ、と一瞬息を詰まらせて目を泳がせている。



「えぇと…それは…」



 じっと高崎の目を見つめて言葉を待っているとやがて観念したかのように口を開いた。



「悪い!今はまだ金が無いんだ!」



 ばんっと勢いよく手を合わせて頭を下げてくる。



本当は金なんて何時だって良い。それが高崎を縛るもののひとつになるのならいくらだって追加で貸してやる。



「じゃあ利子だけでも返してよね」



「利子!?お前そんなの計算して…?せ、せめて次の給料日まで…!」



焦る高崎を尻目にアイスの袋を開けぱきりと二つにわけると、近くのソファに座りなおした。片方を高崎に差し出す。



「こんなところで一人でアイス食べるのもなんだから、利子代わりに付き合ってよ」



 ぽかんと間の抜けた高崎の顔に、ふ、と宇都宮は笑いを零した。アイスは手の中でじわじわと溶けていく。



 何時もだったら片方しかくれないアイスをまるっと全部、それだけで本当は十分すぎるくらいに十分だ。僕も安いものだなぁ、そんな風に、宇都宮はひとりごちた。



 





 たった100円で自分の感情を操れることに、馬鹿な高崎は気付いていないだろうけれど。








ぱぴこたべたい。けど口の中が大惨事で食べられない…


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文字書きです。たまに絵も描きます。
電車とかコスプレとかが好きなただのヲタクです。
基本マイナー思考でマイナー嗜好。
好きなものには全力です。
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